既卒の就活はやばい?既卒から正社員になる方法と成功のコツ

会議室のテーブルを囲んで話をしている4人 転職の進め方・基本

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「新卒のタイミングを逃してしまった」「既卒だと、もう正社員になるのは無理なのかな」——そんな不安を感じていませんか。結論から言うと、既卒でも正社員になるチャンスは十分あります。 実は既卒には、新卒とも中途とも違う”独自の戦い方”があり、それを知っているかどうかで結果が大きく変わります。

この記事では、既卒の就活が不安な人に向けて、既卒ならではの進め方・既卒理由の伝え方・使うべきサービスを分かりやすく解説します。読み終わるころには、何から始めればいいかがはっきりします。

そもそも「既卒」とは?

「既卒」とは、学校を卒業したあと、正社員として働いた経験がない人を指すのが一般的です(在学中に就活をしなかった、内定が出なかった、卒業後にやりたいことを探していた、など理由はさまざま)。

似た言葉に「第二新卒(卒業後に就職し、3年以内に転職する人)」がありますが、既卒は正社員経験がない点が違います。まずは自分がどちらに近いかを知っておくと、使うサービスも選びやすくなります。第二新卒に当てはまる人は第二新卒の転職は難しい?、卒業後アルバイトを続けてきた人はフリーターから正社員になるにはもあわせてご覧ください。

既卒は「新卒枠」でも応募できることがある

これは印象論ではなく、データにも表れています。厚生労働省の調査によると、新卒枠で正社員を募集した事業所のうち72%が「既卒者も応募可能だった」と回答しています(令和6年8月調査/令和5年度の新卒採用枠について)。つまり、既卒でも新卒枠に応募できるチャンスは、思っているより広く開かれているということです。

新卒枠で募集した事業所のうち、既卒者も応募可能だった割合
7割超の事業所が、既卒者の応募を受け付けている。
既卒者は応募可能だった72%
応募不可だった27%
出典:厚生労働省「労働経済動向調査(令和6年8月)」結果の概要「7 令和5年度新規学卒者の採用枠での募集(3)既卒者の応募可否及び採用状況」表12/2026年9月12日確認。常用労働者30人以上の事業所が対象。この調査での「既卒者」は、学校卒業後すぐに就職する人以外で35歳未満の人(勤務経験の有無は問わない)。無回答1%を含むため合計は100%になりません。数値は調査年により変動します。

ここが既卒の意外な強みです。「既卒だから不利」と決めつける必要はありません。(※対応は企業により異なるため、募集要項の確認が必要です)

つまり既卒には、応募のルートが2つあります。

ひとつは、「新卒枠(既卒可)」で応募するルート。もうひとつは、既卒・第二新卒向けの求人(中途の若手枠)で応募するルートです。この2つを両方狙えるのが、既卒ならではのポイント。選択肢は思っているより広いのです。

既卒が不利に感じる理由と、実は求められる理由

既卒が不安になりやすいのは、「なぜ新卒で就職しなかったの?」と聞かれる場面を想像してしまうから。空白期間の説明に自信が持てず、腰が引けてしまうのです。

厚生労働省の調査では、若年正社員の採用選考を行った事業所が、中途採用者について重視した点は「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が72.7%で最も多く、「業務に役立つ職業経験・訓練経験」の42.3%、「学歴・経歴」の23.1%を上回っていました。ただしこれは事業所がそう答えた割合で、応募先の1社が同じだという意味ではありません。既卒になった理由を前向きに説明できるようにしておくほうが、既卒かどうかを気にするより効きます。

出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」2 若年労働者の採用状況(PDF)表4(複数回答)/事業所調査の有効回答7,867事業所・有効回答率45.3%/「若年」は満15〜34歳。2026年8月23日確認

既卒の就活を成功させるステップ

ステップ1:方向性をざっくり決める

「どんな働き方をしたいか」「避けたいことは何か」をメモするだけでOK。完璧な自己分析は不要です。

ステップ2:既卒理由・空白期間の説明を用意する

(最重要・次の章で詳しく)

ステップ3:応募書類を整える

履歴書・職務経歴書(アルバイト経験も書けます)を準備。職歴欄にアルバイトをどう書くか履歴書の職歴欄|アルバイト・派遣・契約社員の書き方にまとめました。自信がなければエージェントに無料で添削してもらえます(ただし、登録すれば必ず面談まで進めるとは限りません。→エージェントの面談で聞かれること)。書き方の型は職務経歴書の書き方、応募先ごとの伝え方は志望動機の書き方で解説しています。

ステップ4:新卒枠と既卒向け求人、両方に応募する

ルートを1つに絞らず、並行して数を確保しましょう。

ステップ5:面接対策をして受ける

「なぜ既卒になったか」「これからどう働きたいか」に答えられれば十分戦えます。よく聞かれる質問と答え方は転職面接でよく聞かれる質問15選にまとめています。

【例文】既卒理由・空白期間の”前向きな伝え方”

ここが既卒の就活で一番差がつくポイントです。事実を隠さず、前向きに変換するのがコツ。「その期間に何を考え、これからどうしたいか」までセットで話しましょう。

例1:在学中に就活をしなかった場合
「学生時代は◯◯に打ち込んでいて、就職と真剣に向き合うのが遅れました。その経験を通じて△△の大切さを学び、今は腰を据えて長く働ける環境で力を発揮したいと考えています。」

例2:内定が出ず既卒になった場合
「新卒のときは自己分析が足りず、自分に合う仕事を見極めきれませんでした。その反省から、今回は業界や働き方をしっかり調べたうえで御社を志望しています。」

例3:やりたいことを探していた場合
「卒業後は自分が本当にやりたいことを見極める時間にしました。その中で◯◯に関心を持ち、腰を据えて挑戦したいと考えるようになりました。」

例4:卒業後アルバイトを続けていた場合
「卒業後は接客のアルバイトで働きながら、腰を据えて取り組める仕事を探していました。その中で◯◯に関心を持ち、正社員として長く貢献したいと考えるようになりました。」

ポイントは、過去の説明で終わらせず、必ず「だから今こうしたい」という未来につなげること。これだけで印象は大きく変わります。言い換えの考え方は転職理由の伝え方でも、面接で深掘りされたときの返し方まで解説しています。

既卒がやりがちなNG行動と回避法

NG1:空白期間を隠す・ごまかす

隠すと面接で深掘りされたとき苦しくなります。正直に、前向きな言葉で説明する方が信頼されます。

NG2:新卒枠だけ、または既卒求人だけに絞る

既卒は両方のルートを狙えるのが強み。片方だけだと選択肢を自ら狭めてしまいます。

NG3:一人で抱えて動けなくなる

「準備が完璧になってから」と考えているうちに時間が過ぎるのが、既卒で一番多い失敗。書類も面接も、相談しながら並行して進められます。

既卒の人が使えるサービス

既卒の就活は、既卒・フリーター・第二新卒に特化した就職エージェントに相談する手もあります。既卒ならではの事情を分かったうえで、求人紹介から書類・面接対策まで相談できます。ただし、タダではありません。エージェントは採用が決まった企業から報酬を受け取っています。面談の時間も取られますし、合わなければ断る手間もかかります。その手間に見合うだけ選択肢が広がるかで決めてください。

担当が付く2社に進む前に、対象条件を確かめてください。第二新卒エージェントneoの対象は19歳〜29歳で、第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターが前提です。面談拠点は東京・大阪・名古屋・福岡の4か所です。UZUZが対象にしているのは20代の第二新卒・既卒・フリーターで、面談はオンラインなので住んでいる場所を問いません。年齢と学歴の具体的な条件は公表されていません。(出典:第二新卒エージェントneoUZUZ/2026年9月7日確認)。どちらにも当てはまらないなら、既卒を対象に含む別のサービスを探してください。

各社を横並びで見たいときは転職エージェントおすすめ7選へ。

担当者との相性もあるので、2社ほど登録して比べるのがおすすめです。

今日からできる最初の一歩(チェックリスト)

  • 「既卒になった理由」を前向きな言葉に書き換えてみる
  • 「次はどんな環境で働きたいか」を3つメモする
  • 既卒可の求人を扱うエージェントに1〜2社、無料登録する
  • アルバイトや学生時代の経験から「学んだこと」を1つ書き出す

よくある質問

Q. 卒業してから何年も経っていますが、間に合いますか?
A. 20代であれば十分チャンスがあります。特に卒業3年以内なら新卒枠も狙えます。迷っている間にも、既卒可の求人は入れ替わります。

Q. アルバイト経験しかなくても大丈夫?
A. 大丈夫です。「未経験歓迎」と明記した求人もあり、アルバイトで任されていたことも書けます。

Q. 相談だけでも利用できますか?
A. できます。情報収集や相談だけの利用もOKで、合わなければ途中でやめても問題ありません。費用もかかりません。

まとめ

既卒は「もう遅い」と思われがちですが、実際は新卒枠と既卒向け求人の両方を狙える、選択肢の広い立場です。カギは、既卒になった理由を前向きに伝え、これからどう働きたいかを自分の言葉で言えるようにしておくこと。一人で悩むより、求人の探し方や書類の書き方を相談できる相手をつくると、進め方を決めやすくなります。

既卒可の求人がどのくらいあるかは、時期と地域で変わります。求人票だけでは分からないところは、応募の前に聞いて確かめられます。まずは無料相談から始めてみてください。

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