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「何を聞かれるんだろう」「新卒のときと同じでいいの?」——そんな不安を抱えていませんか。面接の日程は決まったけれど、何を聞かれるのかが分からない。転職の面接は、新卒の就活とは聞かれることが違います。即戦力としての経験や、転職理由の納得感が見られるからです。とはいえ、よく聞かれる質問はだいたい決まっています。結論から言うと、事前に答えを用意しておけば、当日落ち着いて話せます。
この記事では、転職面接で頻出の15の質問すべてに例文を付け、避けるべきNG例もまとめました。読み終わるころには、当日に何をどう答えるかが決まります。(面接が決まってからのメールのやりとりは面接の日程調整メールへ)あわせて、厚生労働省が「就職差別につながるおそれがある」として挙げる14事項——つまり答える必要のない質問も紹介します。
転職面接で見られているポイント
面接官が確認しているのは大きく3つです。自社で活躍してくれそうか(スキル・経験)、長く働いてくれそうか(転職理由・志望度)、一緒に働きやすいか(人柄・コミュニケーション)。どの質問も、この3つのどれかを確かめるためにあります。これを意識すると、何を答えればいいかが見えてきます。
よく聞かれる15の質問と答え方
1. 自己紹介をお願いします
経歴の要点と強みを簡潔に。最後に「本日はよろしくお願いします」で締めると、話の切れ目が伝わります。長すぎる自分語りはNG。
「何分で話すべきか」の目安を示す公的なデータはありません。「1分」「1〜2分」といった数字はよく見かけますが、根拠のあるものが見つからないので、この記事では書きません。決め方は1つで、面接官が相づちを打つ前に言い終わることです(→自己PRの書き方)。
例文:「〇〇株式会社で3年間、法人営業を担当してきた△△です。既存顧客のフォローで継続契約を伸ばした経験が強みです。本日はよろしくお願いします」
2. 転職理由を教えてください
前向きな表現に言い換えるのが鉄則。「人間関係が嫌で」ではなく「より裁量を持って働きたい」など。
例文:「現職では〇〇の業務で成果を上げてきましたが、より裁量を持って△△に挑戦したいと考え、転職を決めました」。不満ではなく“次にやりたいこと”を主語にするのがコツです。
なお、この質問は「では、なぜ今の会社ではそれができなかったのですか?」と重ねて聞かれることが多く、ここで詰まると準備した答えが「丸暗記」に見えてしまいます。二の矢への返し方は転職理由の伝え方の「深掘りされたら」で解説しています。
3. なぜ当社を志望したのですか
「どこでもいい」と思われないよう、その企業ならではの理由を。事業内容や強みに触れ、自分の経験とどう繋がるかを話します。
例文:「貴社の〇〇という事業に、前職で培った△△を活かせると考え志望しました」。志望動機の作り込み方は志望動機の書き方で詳しく解説しています。
4. これまでの職務経歴を教えてください
時系列で簡潔に。応募先で活かせる経験を厚めに話します。職務経歴書に書いた順番でそのまま話すと、面接官も追いやすくなります(→職務経歴書の書き方)。
例文:「新卒で〇〇株式会社に入社し、3年間、法人営業を担当しました。最初の1年は既存顧客のフォロー、2年目からは新規開拓も任されています。直近は△△業界を担当し、□□の提案を中心に動いていました」
5. あなたの強みは何ですか
強みは必ずエピソードとセットで。「主体性があります」だけでなく「〇〇を自ら提案し改善した」と裏付けます。
例文:「私の強みは主体性です。前職では〇〇の課題に対し、自ら△△を提案して□□の改善につなげました」
書いた自己PRをそのまま読み上げないでください。書き言葉は口頭だと暗記に聞こえます。話すときの直し方は自己PRの書き方にまとめています。
6. あなたの弱みは何ですか
弱みは正直に、ただし改善の取り組みもセットで。「仕事に関係のない弱み」で逃げるとかえって不自然なので、実際に困った場面を1つ出します。
例文:「慎重すぎるところがあり、以前は確認に時間をかけすぎて周囲を待たせることがありました。いまは着手前に確認事項を洗い出しておき、途中で止まらないようにしています。おかげで正確さは保ったまま、締切に余裕を持てるようになりました」
締めは「直っています」ではなく「こう対処しています」。完全に克服したと言い切ると、深掘りで崩れます。
7. 前職で達成した実績は
数字で語れると強いです。「売上◯%向上」「業務時間◯%削減」など具体的に。数字が出せない職種なら、「担当していた範囲」と「引き継いだときとの違い」を話します。
例文:「担当エリアの新規開拓で、年間◯件の契約をいただきました。前年は◯件だったので、訪問前に業界ごとの課題を整理する準備を足したのが効いたと考えています」
数字より「なぜそうなったか」が本題です。「◯%向上しました」で止めると、次に必ず「何を変えたんですか」と聞かれます。
8. 入社後にやりたいことは
企業の方向性と自分のやりたいことを重ねて話します。中長期の視点まで話せると、「なぜこの会社か」への答えにもなります。
例文:「まずは〇〇の業務で早く戦力になりたいと考えています。そのうえで、前職で身につけた△△の経験を、御社が力を入れている□□の領域で活かせればと思っています」
「勉強させてください」で終わらないこと。教わる側の話だけだと、何ができる人か伝わりません。
9. なぜ前職を辞めるのですか(辞めたのですか)
転職理由と一貫性を持たせます。退職を他責にしすぎないのがポイント。「転職理由」と同じ話を、退職側から言い直すだけだと覚えてください。別の理由を出すと矛盾します。
例文:「前職では〇〇を担当していましたが、△△まで踏み込む機会がなく、このままだと経験の幅が広がらないと感じました。社内での異動も相談しましたが、体制上むずかしいとのことでしたので、外に出ることを決めました」
「社内で動けないか試したか」を一言入れると、他責に聞こえにくくなります。社会人経験3年以内で「早期退職を疑われないか」が不安な人は、第二新卒の転職は難しい?で企業側の見方と伝え方を解説しています。
10. 当社のことをどれくらい知っていますか
事前の企業研究が問われます。公式サイトやニュースを確認しておきましょう。知識量を試されているのではなく、「本気で受けているか」を見られています。
例文:「採用サイトと直近のプレスリリースを拝見しました。とくに〇〇のサービスを△△向けに広げていくという方針が印象に残っています。前職で□□を担当していたので、その領域で貢献できるのではと考えました」
知らないことは「調べきれていません」と言って構いません。知ったかぶりのほうが失点します。
11. 希望年収はいくらですか
相場を踏まえて答えます。エージェント経由なら、担当者に相場を聞いて調整してもらえます。
NG:「おいくらでも構いません」は志望度が低く見えます。相場を踏まえた希望額を伝えましょう。
12. 他社の選考状況は
正直に。複数社を受けているのは普通のことなので、隠す必要はありません。
例文:「現在、御社を含めて3社の選考を受けています。いずれも〇〇の領域ですが、△△という点で御社が第一志望です」
社名まで言う必要はありません。「同じ業界を2社」程度で十分です。「御社だけです」は、かえって計画性がないと見られることがあります。
13. いつから入社できますか
在職中なら就業規則を確認したうえで、現実的な時期を答えます。「すぐにでも」と言って後で延ばすほうが心証を損ねます(→退職の切り出し方)。
例文:「内定をいただいてから、引き継ぎを含めて1か月半ほどいただければと考えています。就業規則では1か月前までの申し出となっていますので、余裕を見た日程です。ご希望があれば調整します」
離職中なら「即日可能です」で構いません。ただし空白期間について聞かれる準備はしておいてください。
14. 残業や転勤は可能ですか
無理な見栄は禁物。できる範囲を正直に伝えるほうが、入社後のミスマッチを防げます。できない条件は、面接で言わないと二度と言えません。
例文:「残業は問題ありません。転勤については、家庭の事情で△年間は難しい状況です。それ以降は相談させていただければと思います」
「できません」で終えず、条件と期限をセットで言うと、受け入れられやすくなります。
15. 何か質問はありますか(逆質問)
必ず用意しておく質問です。「特にありません」はNG。仕事内容や入社後の期待など、意欲が伝わる質問を2〜3個準備しましょう。
そのまま使える逆質問の例:「入社後、まず期待される役割を教えてください」「活躍している方に共通する特徴はありますか」「この職種のキャリアパスはどのようなものですか」。
避けるべきNGな答え方
前職の悪口や愚痴は、たとえ事実でも印象を悪くします。「うちでも同じ不満を持つのでは」と思われるからです。また、給与・休みなど条件面ばかりを聞くと志望度が低く見えます。嘘や話を盛るのも、深掘りされたときに崩れるので避けましょう。
逆に、聞かれてはいけない質問もあります
ここまでは「どう答えるか」の話でした。ただし、そもそも聞いてはいけないことになっている質問があります。厚生労働省は、就職差別につながるおそれがあるものとして14の事項を挙げ、応募用紙・面接・作文などで把握しないよう企業に求めています。適性検査で何を見られるかは転職の適性検査は何を見られるにまとめています。
本人に責任のない事項
- 本籍・出生地に関すること
- 住宅状況に関すること(間取り・部屋数・住宅の種類・近隣の施設など)
- 家族に関すること(職業・続柄・健康・病歴・地位・学歴・収入・資産など)
- 生活環境・家庭環境などに関すること
本来自由であるべき事項(思想・信条にかかわること)
- 宗教に関すること
- 人生観・生活信条などに関すること
- 思想に関すること
- 購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること
- 支持政党に関すること
- 尊敬する人物に関すること
- 労働組合(加入状況や活動歴など)、学生運動などの社会運動に関すること
このほか、身元調査や合理的・客観的に必要性が認められない健康診断の実施、本人の適性・能力に関係ない事項を含んだ応募書類の使用も、同じ14事項に含まれます。
出典:厚生労働省「採用選考時に配慮すべき事項」/2026年8月22日確認
聞かれたときにどうするかは、この記事では決めません。その場で指摘して選考を降りるのか、当たり障りなく流すのかは、状況と本人の判断だからです。ただ「答えなければいけない質問ではない」と知っているかどうかで、受け止め方はまったく変わります。
気になる場合は、面接後にエージェントの担当者へ伝えてください。担当者は企業とのやりとりの窓口なので、自分で企業に言うより角が立ちません。どこまで対応してもらえるかはサービスによりますが、少なくとも相談はできます。
面接の答えは、声に出して確かめる
面接の答えは、声に出して人に聞いてもらうと、話しにくい箇所がその場で分かります。企業ごとの情報を持っているサービスがあります。type転職エージェントは公式サイトで「過去の転職決定実績から得た『各企業の面接質問内容』や『面接官の評価ポイント』を独自の対策データとして蓄積しています」と説明しています。ただし、どのエージェントも同じ情報を持っているとは限りません。面談のときに「この企業の過去の質問は分かりますか」と直接聞いてみてください。模擬面接をしてくれるエージェントもあります。
出典:type転職エージェント公式サイト/2026年8月22日確認
相談先を決める前に、対象条件を確かめてください。第二新卒エージェントneoの対象は19歳〜29歳で、第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを前提にしたサービスです。面談拠点は東京・大阪・名古屋・福岡の4か所です(出典:公式サイト/2026年9月7日確認)。ここに当てはまらないなら、面接対策を頼む先が別になります。
- 求人数が多く面接対策も定番 → リクルートエージェント
詳しい評判はリクルートエージェントの評判 - 20代・第二新卒・既卒で総合的に選ぶなら → マイナビジョブ20's
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詳しい評判は第二新卒エージェントneoの評判
※登録すると、面談の日時と場所を自分で予約する形です。初回は基本的に来社で、Web面談を希望するときは問い合わせが必要です(出典:公式サイト/2026年9月7日確認)。
登録・面接対策はただし、登録すれば必ず受けられるとは限りません。リクルートエージェントは「求人状況によっては、キャリアアドバイザーとの面談が難しい場合もございます」と明記しています(→エージェントの面談で聞かれること)。そして、タダではありません。面談の時間は取られますし、合わなければ断る手間もかかります。その手間に見合うだけ選択肢が広がるかで決めてください。
なお、この記事は「何を答えるか」の解説です。当日の到着時間や入退室、オンライン面接の準備といった振る舞いの部分は転職面接の流れとマナーにまとめています。
面接の最後に聞かれる「何か質問はありますか」への準備は、面接の逆質問にまとめています。一次・二次・最終で質問を変える考え方と、そのまま使える例文つきです。
まとめ
転職面接で聞かれることは、ほぼパターンが決まっています。「活躍できるか・長く働くか・一緒に働きやすいか」を意識して答えを準備すれば、当日は落ち着いて臨めます。とくに転職理由と逆質問は差がつくポイント。不安があれば、エージェントの模擬面接で仕上げるのがおすすめです。
転職活動の全体の流れは、転職活動の進め方で解説しています。あわせてご覧ください。


