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「転職エージェントに登録したけど、面談で何を聞かれるのか不安」「準備なしで行って大丈夫なのか」——そんな不安を抱えていませんか。結論から言うと、面談は“面接”ではなく“相談”の場です。ただし、希望を言葉にしておかないと、担当者はこちらの条件を推測するしかありません。
この記事では、面談でよく聞かれる質問と答え方の考え方、面談で話したことがどこまで企業に伝わるのかを整理します。読み終わるころには、当日までに何を用意すればいいかが分かります。
そもそも転職エージェントの面談とは?
エージェントとの面談は、企業との面接ではなく、担当者(キャリアアドバイザー)との打ち合わせです。あなたの希望や強みを整理し、それに合った求人を紹介してもらうための場で、合否はありません。
面談の方法はサービスによって違います。リクルートエージェントは「対面またはお電話にて」と案内し、「土日、平日の夜など、お客さまのご都合がつく時に面談を調節させていただいております」としています。在職中でも時間は作れるということです。リラックスして、正直に話すことが一番のコツです。
出典:リクルートエージェント公式サイト/2026年8月22日確認
「30分」「1時間」といった所要時間の数字はよく見かけますが、各社の公式サイトで確認できたものはありません。時間が読めないので、予定を空けるときは前後に余裕を持たせておくのが安全です。
登録すれば必ず面談できる、とも限りません。リクルートエージェントは「求人状況によっては、キャリアアドバイザーとの面談が難しい場合もございます」と明記しています(同上)。紹介できる求人が無いと判断されると、面談まで進まないことがあります。
面談でよく聞かれること10選
1. 転職を考えた理由・きっかけ
なぜ転職したいのかを聞かれます。不満をそのままぶつけるより、「こうなりたい」という前向きな言い換えを意識すると、担当者も求人を探しやすくなります。例:「残業が多い」→「成果で評価される環境で働きたい」。言い換えのパターンは転職理由の伝え方にまとめてあります。
2. 現在の仕事内容
今どんな業務をしているかを具体的に。担当者はここからあなたの経験・スキルを把握します。専門用語は噛み砕いて伝えると親切です。
3. 転職先に求める条件(希望)
年収・職種・勤務地・働き方など。「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分けて伝えると、ミスマッチの少ない求人を紹介してもらえます。
4. 希望の年収
現在の年収と、希望する年収を聞かれます。相場が分からなければ「相場を踏まえて相談したい」と正直に伝えてOK。担当者が市場価値を教えてくれます。年収を上げる交渉の考え方は転職で年収を上げる方法で解説しています。
5. 転職の希望時期
「すぐにでも」「3ヶ月以内」「良い求人があれば」など。急ぎ度合いによって紹介のペースが変わります。
6. これまでの経歴・職務経歴
これまでの職歴の流れを説明します。職務経歴書を用意しておくと、この説明がぐっと楽になります(下書きでOK・後述)。書き方は職務経歴書の書き方にテンプレートまで載せてあります。
7. 自分の強み・アピールポイント
うまく言語化できなくても大丈夫。具体的なエピソードを話せば、担当者が強みを言葉にする手伝いをしてくれます。自分で先に整理しておきたいなら自己PRの書き方が使えます。
8. 転職で実現したいこと・キャリアの方向性
将来どうなりたいか。ざっくりでも方向性があると、長く活躍できる求人を提案してもらいやすくなります。
9. 他社エージェントの利用状況
複数登録は一般的なので、正直に答えて問題ありません。むしろ「比較しながら慎重に進めたい」という姿勢は自然です。何社が適切かはエージェントは何社登録すべきかで解説しています。
10. 質問・不安なこと
逆に質問の時間ももらえます。年収相場、面接の通過率、業界の動向など、気になることを遠慮なく聞きましょう。企業との面接での逆質問は目的が違うので、面接の逆質問を別に用意しています。
そのまま使える逆質問としては、次のようなものが便利です。「私の経歴だと、どの業界に可能性がありますか?」「書類の通過率を上げるコツはありますか?」「今の市場で、私の年収相場はどのくらいですか?」——こうした質問は、担当者の情報量や相性を見極めるのにも役立ちます。
面談でのNG回答→改善例
同じ質問でも、答え方しだいで紹介される求人が変わります。ありがちなNG回答と、その改善例を見ておきましょう。
NG:転職理由を「上司と合わなくて」「残業が多くて」で止める
→ 改善:不満を1つ言ったら、その先に「どうしたいか」を必ず足す。「上司と合わない」だけだと、担当者は次の職場で同じことが起きないかを判断できません。「指示の意図を共有してもらえる環境で働きたい」まで言えば、社風で絞り込んでもらえます。
NG:希望時期を「いい求人があれば」とだけ答える
→ 改善:「◯月までに決めたい」と月で答える。期限がないと、担当者は急ぎの人を優先します。まだ決めていなくても「3か月以内をめどに、いい求人があれば早めても」と幅で伝えれば、紹介のペースが合ってきます。
NG:仕事内容を役職名や社内用語だけで説明する
→ 改善:「誰に対して、何を、どのくらい」で言い直す。「営業部の主任」ではなく「中小企業の総務担当者に、勤怠管理システムを月◯件提案していた」。担当者は他業界の求人も探すので、社外に通じる言葉にしておくと紹介の幅が広がります。
NG:他社の利用状況を隠す
→ 改善:正直に社名まで言う。隠しても、同じ求人に二重で応募してしまうと企業側で分かります。先に言えば重複を避けて調整してもらえます。
NG:希望年収を「今と同じくらいで大丈夫です」と遠慮する
→ 改善:「相場を踏まえたうえで、できれば◯◯万円を目指したいです」。遠慮しすぎると、低めの求人ばかり紹介されがちです。希望は正直に伝え、相場観は担当者に聞けばOK。
NG:強みを聞かれて「特にありません」「コミュ力くらいです」で終わる
→ 改善:小さくても具体的なエピソードで話す。「アルバイトでクレーム対応を任され、落ち着いて対応できた」など事実を挙げれば、担当者が強みを言葉にしてくれます。
答えに詰まっても大丈夫。素直に「うまく言えないのですが…」と前置きして具体例を話せば、担当者が一緒に整理してくれます。
面談前に準備しておくと良いもの
完璧でなくて構いませんが、以下があると面談がスムーズです。
ひとつは職務経歴書(下書きでOK)。これがあると経歴説明が一気に楽になり、担当者の理解も深まります。エージェントによっては、この段階で添削してくれます。
もうひとつは希望条件の整理。年収・職種・勤務地・働き方について、「譲れない条件」と「できれば」を分けてメモしておくだけで、紹介の精度が上がります。
最後に簡単な自己分析。これまでで成果が出た仕事、やりがいを感じた瞬間を2〜3個思い出しておくと、強みの質問にスムーズに答えられます。
面談で話したことは、どこまで企業に伝わるのか
「転職理由を正直に話したら、企業にそのまま伝わるのでは」——ここが不安で本音を出せない人がいます。結論から言うと、エージェントが求職者の個人情報をどう扱うかは法律で決まっています。
職業安定法は、職業紹介事業者などに対して2段階の基準を課しています。集めるときは「業務の目的の達成に必要な範囲内で、目的を明らかにして」。保管・使用するときは「集めたときの目的の範囲内で」。本人の同意がある場合など、正当な事由があるときは別です(職業安定法5条の5第1項)。
第5条の5第1項。主語の列挙と定義部分を省略。出典:e-Gov法令検索「職業安定法」/2026年8月22日確認
つまり「紹介のために必要な範囲」を超えて企業に流していいことにはなっていません。
ただし「絶対に伝わらない」という意味ではありません。いま引用した条文には「ただし、本人の同意がある場合……は、この限りでない」という但し書きが付いています。登録時に同意した個人情報の取扱いの範囲内であれば、この制限は外れます。そして実務上は、推薦状に担当者が面談で聞いた内容がまとめられます。企業に伝えてほしくないことがあるなら、その場で「これは伝えないでほしい」と言ってください。言えば配慮してもらえますが、言わなければ判断は担当者に委ねられます。
応募書類に書いた個人情報がその後どう扱われるかは、応募書類の送り方で条文まで含めて解説しています。
面談で伝わりやすくなる3つのコツ
まず、正直に話すこと。見栄を張ると合わない求人を紹介されてしまい、結局自分が損をします。
次に、希望は具体的に。「なんでもいい」だと担当者も提案しづらいので、ざっくりでも方向性を伝えましょう。
そして、複数のエージェントで面談してみること。担当者には相性があり、複数会うことで「この人になら任せられる」という担当を選べます。登録も面談も無料なので、金銭的な負担はありません。ただし、1回ごとにまとまった時間を取られます。数を増やすほど時間は削られるので、2〜3社を上限にするのが現実的です。
まだ登録していない人へ
面談を受けるには、まずエージェントへの登録が必要です。どこに登録するか迷うなら、求人数の多い定番+自分のタイプに合うエージェントの2社から始めるのがおすすめです。
面談を申し込む前に、対象条件を確かめてください。第二新卒エージェントneoの対象は19歳〜29歳で、第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターを前提にしたサービスです。面談拠点は東京・大阪・名古屋・福岡の4か所です(出典:公式サイト/2026年9月7日確認)。ここに当てはまらないなら、準備した答えを持ち込む先が違います。対象に入るサービスを先に探してください。
- 求人数で選ぶ定番 → リクルートエージェント
詳しい評判はリクルートエージェントの評判 - 20代・第二新卒・既卒で総合的に選ぶなら → マイナビジョブ20's
詳しい評判はマイナビジョブ20’sの評判 - 経歴に自信がなくても正社員を目指すなら → ▶ 第二新卒エージェントneoに無料登録する(公式サイト)
19歳〜29歳が対象/第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター
詳しい評判は第二新卒エージェントneoの評判
※登録すると、面談の日時と場所を自分で予約する形です。初回は基本的に来社で、Web面談を希望するときは問い合わせが必要です(出典:公式サイト/2026年9月7日確認)。
ただし、タダではありません。面談の時間は取られますし、合わなければ断る手間もかかります。その手間に見合うだけ選択肢が広がるかで決めてください。
エージェントとの面談ではなく、応募先企業の面接そのものについては転職面接の流れとマナーで、当日の流れとオンライン面接の注意点を解説しています。
まとめ
転職エージェントの面談は合否のない「相談の場」です。聞かれることはだいたい決まっているので、転職理由・希望条件・強みの3つをざっくり整理しておけば十分。あとは正直に話せば、担当者があなたに合った求人を提案してくれます。まずは登録して、面談で市場の話を聞いてみるところから始めましょう。ただし、求人状況によっては面談まで進めないこともあります。
転職活動の全体の流れは、転職活動の進め方で解説しています。あわせてご覧ください。


