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「今の給料に不満がある」「転職して年収を上げたいけど、本当に上がるの?」——そんな疑問を持っていませんか。結論から言うと、20代は年収を上げやすい時期です。ただし、上がる人と上がらない人がいます。どちらになるかは、進め方で変わります。
この記事では、なぜ転職で年収が上がるのか、上げやすいパターン・成功のステップ・避けたい落とし穴まで、分かりやすく解説します。読み終わるころには、自分が年収を上げられそうか、そのために何をすればいいかが見えてきます。
転職で年収は上がる?
転職で年収が上がる人は、一定数います。では、実際どのくらいの人が上がっているのでしょうか。
もちろん全員が上がるわけではありませんが、進め方次第で年収アップは十分に狙えます。
20代のうちは未経験の職種にも応募できる求人が多く、キャリアの方向を変えやすい時期です。年収を大きく動かすなら、選べる求人が多いうちのほうが、方向を変える余地があります。
20代前半と後半で、上がり方が違う
同じ調査を年齢の階級で見ると、20代の中でも動き方が分かれます。
| 前職と比べた賃金 | 20〜24歳 | 25〜29歳 | 全年齢 |
|---|---|---|---|
| 増加 | 55.2% | 49.8% | 40.8% |
| うち1割以上の増加 | 44.2% | 34.2% | 28.2% |
| 変わらない | 19.9% | 25.0% | 25.5% |
| 減少 | 17.5% | 23.9% | 31.0% |
| うち1割以上の減少 | 10.2% | 16.5% | 21.9% |
| 増加−減少 | +37.7pt | +25.9pt | +9.8pt |
読み取れることが2つあります。
1つめは、20代前半は上がるときの幅が大きいことです。20〜24歳は増えた人が55.2%いて、そのうち「1割以上増えた」が44.2%。25〜29歳は増えた人が49.8%で、1割以上は34.2%です。
2つめは、後半になるほど下がる人が増えることです。減った人は20〜24歳で17.5%、25〜29歳で23.9%。「1割以上減った」も10.2%から16.5%に増えます。30〜34歳では減った人が29.0%です。
つまり20代の後半に入るほど、年収は上にも下にも動きます。25歳を過ぎてから動くなら、上がる前提ではなく、下がる場合も見たうえで条件を比べることになります。
なぜ転職で年収が上がるのか
同じ会社に居続ける場合、年収は毎年の昇給で少しずつしか上がらないのが一般的です。会社の給与テーブルの範囲を超えて、急に上がることはめったにありません。
一方、転職では“相場のリセット”が起こります。今の会社の評価ではなく、あなたのスキルや経験を、転職市場の相場で改めて値付けしてもらえるのです。今の給与が市場相場より低い場合、転職でその差が埋まることがあります。
年収を上げやすいパターン
年収アップを実現しやすいのは、次のようなケースです。
同じ職種でステップアップする
これまでの経験を活かせる同職種への転職は、即戦力として応募でき、年収も上がりやすい傾向があります。
需要の高い業界・スキルを持っている(または身につける)
人手が足りない業界や、専門性の高いスキルが求められる分野は、募集が多く出ています。ハローワークの求人でみると、有効求人倍率は営業職業従事者が2.17倍、情報処理・通信技術者が1.49倍で、全職業計の1.13倍を上回っています。
出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年6月分)」参考統計表8-1(PDF)(職業別/常用・パートを除く)/2026年9月12日確認。
年収アップ転職を成功させるステップ
ステップ1:自分の市場価値(相場)を知る
今の自分がいくらで評価されるかを把握します。転職サービスの診断やエージェントへの相談で分かります。どのエージェントを使うかは転職エージェントおすすめ7選比較で比べられます。
ステップ2:年収を上げやすい方向性を決める
同職種でのステップアップか、需要の高い分野への挑戦か。方向性を決めると求人を絞りやすくなります。
ステップ3:複数社に応募して比較する
1社だけだと相場が分かりません。複数の内定を得て比較することで、より良い条件を選べます。
ステップ4:年収の話を切り出す
提示額をそのまま受けるのではなく、交渉の余地があることも。面接で「希望年収はいくらですか?」と直接聞かれたときの答え方は、転職面接でよく聞かれる質問15選で解説しています。
「年収だけ」で選ぶ落とし穴と回避法
年収アップを狙うときに注意したいのが、「年収だけ」で会社を選ぶことです。給与は上がったものの、残業が激しい・仕事内容が合わない・すぐ辞めたくなった、では本末転倒です。
見分ける場所は決まっています。内定後に受け取る労働条件通知書で、「賃金」欄の基本給(提示された年収のうち、いくらが基本給か)、所定時間外労働の有無と割増賃金率、就業の場所と従事すべき業務の内容の「変更の範囲」——この3か所を見てください。「年収は上がるが激務」なのか、「入社後に勤務地や仕事が変わりうる」のかが、ここで分かります。欄ごとの見方は内定後の労働条件通知書|どこを見るかにまとめています。
出典:厚生労働省モデル労働条件通知書(PDF)、2024年4月から労働条件明示のルールが変わります/2026年9月12日確認。
年収の話を、どう切り出すか
「もう少し年収を上げてほしい」と自分から企業に交渉するのは、勇気がいるし、切り出し方も難しいものです。強く言いすぎて印象を悪くしないか、と不安にもなります。
ここで選べるのは2つです。自分で切り出すか、間に人を入れるか。どちらを選ぶにしても、先に自分の相場を知っておくと、言う金額の根拠ができます。自分で切り出すなら、ステップ4がその手順です。面接で直接聞かれたときの答え方も、そこにあります。間に人を入れるなら、相手は転職エージェントです。
転職エージェントを使うかどうか
転職エージェントを使うかどうかは、自分にかかる手間に見合うだけ選択肢が広がるかで決まります。やり取りに時間は取られますし、合わなければ自分から断ることになります。
使うと決めたら、次はどこに相談するかです。相談できる先は、対象の年齢や地域で変わります。どこでも同じではありません。
type転職エージェントは、20代の転職・ITの転職・ハイキャリアの転職・営業の転職を専門のサービスとして挙げています。求人検索の勤務地は47都道府県から選べますが、求人は一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)が中心です(出典:公式サイト/2026年9月12日確認)。
市場価値に合う話が来るか見てみるなら
※登録しても、紹介できる求人がないうちは連絡が来ません。紹介できる求人が出た時点で、キャリアアドバイザーから連絡が来ます(出典:公式サイト/2026年9月12日確認)。
typeの強みや、逆に向いていない人についてはtype転職エージェントの評判で詳しく解説しています。
まず自分の市場価値を聞いて、そのうえで交渉を任せるかどうかを決めてください。いくらになるかは、応募先と時期で変わります。
ほかのサービスも見るなら、転職エージェントおすすめ7選で対象年齢・地域・得意分野を比べられます。
年収アップのためのチェックリスト
- 自分の市場価値(相場)を調べた
- 年収を上げやすい方向性(同職種/需要の高い分野)を決めた
- 複数社に応募して条件を比較する
- 年収だけでなく働き方・仕事内容も確認する
- 年収の話を、自分で切り出すか人に入ってもらうかを決めた
よくある質問
Q. 未経験の分野に転職すると、年収は下がりますか?
A. 一時的に下がることはありますが、需要の高い分野なら将来的に伸びる可能性があります。短期の年収だけでなく、その後の伸びも含めて考えましょう。
Q. 20代前半でも年収は上げられますか?
A. 可能です。今の給与が相場より低ければ、転職で是正できることもあります。
Q. 年収交渉をすると、印象が悪くなりませんか?
A. 提示額は労働条件の一部で、入社前に確認・相談してよいものです。ただし、どう受け取られるかは応募先によります。自分で切り出しにくいなら、間に人を入れるという選択肢もあります。
まとめ
転職は、社内の昇給では届かない年収アップを狙える大きなチャンスです。カギは、自分の市場価値を知り、上げやすい方向性を選び、年収の話を切り出す準備をしておくこと。ただし「年収だけ」で選ぶと後悔しやすいので、働き方や仕事内容もあわせて見極めましょう。まずは自分の相場を知ることから、年収アップの一歩を踏み出してみてください。
相場が分かったら、次は動き出す番です。準備から内定・退職までの流れは転職活動の進め方にまとめています。


