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「社会人1年目でも登録できるのか」「学歴や住んでいる場所で断られないのか」——そんなところが気になっていませんか。結論から言うと、20代向けのエージェントは対象条件が細かく分かれていて、自分が入っているかで選べる先が変わります。そのうえで、2〜3社を併用するのが前提です。
この記事では、5社の対象条件と各社が公表している数字を並べて、選ぶ順番を整理します。読み終わるころには、自分がどの2〜3社を選べばいいかが決まります。
20代がエージェントを使う理由
20代の転職を自分一人で進めると、求人も担当者も1つしか見ないまま決めることになります。比べる相手がいないと、その求人が自分に合っているかを判断する材料が手元にありません。
「20代の転職は不利」というイメージは、データとは合いません。厚生労働省の調査で、転職して賃金が増えた人の割合を年齢層ごとに見るとこうなります。
| 年齢 | 賃金が増えた | 賃金が減った |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 50.5% | 16.8% |
| 25〜29歳 | 46.3% | 29.2% |
| 全年齢の平均 | 40.5% | 29.4% |
| 55〜59歳 | 27.4% | 36.6% |
20〜24歳は、すべての年齢層のなかで最も高い割合です。25〜29歳も平均を上回っています。一方、55〜59歳は減った人のほうが多くなります。
ただし、これは「転職すれば上がる」という意味ではありません。20〜24歳でも16.8%は下がっています。平均より上がりやすいだけで、全員が上がるわけではありません。
この比べ方には偏りもあります。20代前半で上がりやすいのは、もともとの賃金が低いことの裏返しでもあります。新卒2年目の給与から少し上がれば「増加」に入りますが、55〜59歳は高い賃金からの転職なので下がりやすくなります。
結論:タイプ別おすすめ早見表
20代・第二新卒・既卒・未経験でも転職しやすい5社です。
| こんな20代におすすめ | エージェント |
|---|---|
| まず1社、20代の総合で選びたい | マイナビジョブ20’s |
| 第二新卒・既卒・フリーターから正社員を目指す | 第二新卒エージェントneo |
| 未経験・フリーターから挑戦したい | ハタラクティブ |
| 相談しながら方向を決めたい | UZUZ |
| 幅広く求人を見たい | リクルートエージェント |
迷ったら、20代の総合1社+自分の状況に合う1社から始めると、若手向けのサポートと求人の幅を両方そろえられます。
5社の対象条件(年齢・学歴・対応エリア)
エージェント選びで最初に見るのは、自分が対象に入っているかです。登録してから対象外だと分かると、時間が無駄になります。
ここで、大事な区別が1つあります。表の「記載なし」は、公式サイトに書かれていないという意味です。条件が無いという意味ではありません。
| エージェント | 年齢 | 学歴 | 対応エリア |
|---|---|---|---|
| マイナビジョブ20’s | 20代(第二新卒・既卒) | 記載なし | 記載なし。拠点は東京・横浜・大阪・名古屋・神戸・福岡の6か所で、来社不要のWEB・電話カウンセリングあり |
| 第二新卒エージェントneo | 19歳〜29歳 | 高卒・中卒も対象 | 記載なし。面談拠点は東京・大阪・名古屋・福岡の4か所で、来社面談かWEB面談かを選べる |
| ハタラクティブ | 20代 | 中卒・高卒・大学中退でも紹介できる求人がある | 19都道府県(対象エリア)と7都府県(求人を取り扱っている地域)の2つの書き方がある |
| UZUZ | 20代 | 記載なし | 記載なし。オフィスは東京・大阪・旭川の3か所で、面談はオンラインが中心 |
| リクルートエージェント | 記載なし | 記載なし | 全国。面談はオンラインか電話。拠点は東京本社と16支社(沖縄には拠点なし) |
自分が当てはまるか不安なときは、登録前に問い合わせてください。
この5社で、学歴を対象条件として明記しているのは第二新卒エージェントneoとハタラクティブです。学歴に不安があるなら、この2社から見てください。
対応エリアでいちばん動きがあるのはハタラクティブです。19都道府県と7都府県の差にあたる12県(北海道・宮城・栃木・茨城・群馬・岐阜・静岡・三重・兵庫・京都・広島・岡山)は、対象には入っているのに求人の記載がありません。ここに住んでいるなら、登録前に自分の地域の求人があるかを確かめてください。
得意分野と、各社が公表している数字
対象に入っていることを確かめたら、次は得意分野です。
| エージェント | 得意分野 | 各社が公表している数字 |
|---|---|---|
| マイナビジョブ20’s | 20代の総合転職 | 未経験OK求人 76%以上/入社3か月後の定着率 94.6%(2024年10月〜2025年9月に入社した人)/利用者数 64万人。求人総数は公表なし |
| 第二新卒エージェントneo | 未経験から正社員 | 取引企業 約10,000社/求人 約12,000件 |
| ハタラクティブ | 未経験歓迎求人 | 入社3か月後の定着率 92%(2024年4月〜2025年3月に入社した人)。求人総数は公表なし |
| UZUZ | オーダーメイド型の就業サポート | 就業サポート 63,110人(2024年5月現在)/入社3か月後の定着率 96%。求人総数は公表なし |
| リクルートエージェント | 全業種・全職種 | 公開求人 約80万件/非公開求人 約29万件 |
件数は、そのまま比べられません。リクルートエージェントの件数は、求人票の枚数ではなく企業が採用を予定している人数です。5社のうち3社は求人総数を公表していません。件数の大小ではなく、自分の職種と地域で何件出るかを面談で聞いてください(出典:公式サイト/2026年9月1日確認)。
20代前半と後半での選び方の違い
同じ20代でも、前半と後半では見られ方が少し変わります。
目安になる数字が1つあります。マイナビジョブ20'sは登録者の77%以上が25歳以下です。20代向けサービスの利用者は、実際には25歳以下に寄っています。26歳を過ぎると、同じサービスのなかでも多数派ではなくなるということです(出典:公式サイト/2026年9月1日確認)。
20代前半(〜25歳前後)は、経験より意欲を見る求人を幅広く狙えます。社会人経験が浅くても応募できる求人が多く、未経験の職種にも挑戦しやすい時期です。20代向けの求人を多く扱うエージェントを軸にしてください。
20代後半(26歳〜)は、経験を「活かす」視点も加わります。20代向けサービスの中心層からは外れてくるので、若手特化の1社だけに絞らないほうが安全です。未経験への挑戦もできますが、これまでの仕事の強みを整理しておくと、面談で話せることが増えます。若手特化に加えて、求人の幅が広いリクルートエージェントを併用すると、見られる求人が増えます。
5社の、実際の違い
この5社のうち、マイナビジョブ20's・第二新卒エージェントneo・ハタラクティブ・UZUZの4社は、どれも20代で経験が浅い人を対象にしています。リクルートエージェントだけ全年代向けで、求人の幅を確保する役割です。4社に優劣はつきません。
| エージェント | ほかと違うところ | 登録前に知っておくこと |
|---|---|---|
| マイナビジョブ20’s | 適性診断がある。自分では気づかない強みや向いている仕事を整理できる | 登録者の77%以上が25歳以下。20代後半なら、求人の年齢層を面談で確認しておく |
| 第二新卒エージェントneo | 高卒・中卒も対象 | 対象は19歳〜29歳。30代は対象外。面談拠点は4か所 |
| ハタラクティブ | フリーター・既卒・未経験を正面から対象にしている | 対応エリアの書き方が2つある(19都道府県と7都府県)。求人総数は公表なし |
| UZUZ | グループのITスクール・企業向け研修・SES事業は、就業サポートとは別のサービス | 学歴の記載なし。求人総数は公表なし |
| リクルートエージェント | この5社で唯一の全年代向け。扱う求人の幅が広い | 20代専門ではない。求人が多いぶん、20代向けの求人がどれだけあるかは面談で聞く |
4社は同じ層を狙っているので、決め手になるのは「登録前に知っておくこと」のほうです。学歴に不安があるならneo、相談しながら決めたいならUZUZ、自己分析から始めたいならマイナビジョブ20's、という選び方になります。
各エージェントの解説
マイナビジョブ20's|20代・第二新卒・既卒の本命
20代・第二新卒・既卒に対象を絞ったマイナビのサービスです。企業から預かっている求人はすべて20代・第二新卒向けで、未経験OK求人が全求人の76%以上を占めます。適性診断があるので、自分では気づかない強みを整理するところから始められます。
拠点は東京・横浜・大阪・名古屋・神戸・福岡の6か所ですが、来社不要でWEB・電話のカウンセリングにも対応しています(出典:公式サイト/2026年9月1日確認)。詳しくはマイナビジョブ20’sの評判で解説しています。
第二新卒エージェントneo|経歴に自信がなくても正社員へ
対象は19歳〜29歳で、高卒・中卒も対象に入っています。書類選考で通らなかった人でも、背景を聞いたうえで求人を紹介してもらえます。第二新卒・既卒・フリーターを前提にしたサービスです(2026年9月5日確認)。
面談拠点は東京・大阪・名古屋・福岡の4か所です。初回は基本的に来社で、Web面談は問い合わせが必要です(出典:公式サイト/2026年9月1日確認)。詳しくは第二新卒エージェントneoの評判で解説しています。
ここまでで、5社の対象条件と違いは分かります。この記事で確かめられないことが、1つだけ残ります。あなたが対象に入る会社で、いまどんな求人が出ているかです。条件の表は記事で示せますが、求人の中身は時期で変わります。
職歴の短さを、先に説明しておきたいなら
※登録すると、面談の日時と場所を自分で予約する形です。初回は基本的に来社で、Web面談を希望するときは問い合わせが必要です(出典:公式サイト/2026年9月7日確認)。
ハタラクティブ|未経験・フリーターから正社員に
フリーター・既卒・第二新卒・未経験を対象にしていて、中卒・高卒・大学中退でも紹介できる求人があります。何から始めればいいか分からない段階でも相談できます。
ただし、対応エリアの書き方が公式サイトの中で2つあります。差にあたる12県に住んでいるなら、登録前に自分の地域の求人があるかを確かめてください(出典:公式サイト/2026年9月1日確認)。詳しくはハタラクティブの評判で解説しています。
UZUZ|相談しながら方向を決めたい第二新卒・既卒に
第二新卒・既卒の支援に特化し、一人ひとりに時間をかけたサポートが特徴です。UZUZには就業サポートのほかに、ITスクール・企業向け研修・SES事業があります。これらは就業サポートとは別のサービスです。
学歴の条件は公式サイトに書かれていません。年齢の条件も書かれていませんが、対象として挙げているのは20代です(出典:公式サイト/2026年9月10日確認)。面談はオンラインなので、住んでいる場所を問いません(出典:公式サイト/2026年9月10日確認)。登録企業数は3,000社以上と公表されていますが、求人の総数は公表されていません(出典:公式サイト/2026年9月10日確認)。詳しくはUZUZの評判で解説しています。
ひとつずつ整理してから動きたいなら
※登録すると、UZUZから電話で連絡が来ます(登録状況によってはメールになります)(出典:公式サイト/2026年9月10日確認)。
リクルートエージェント|求人の幅を確保する
全年代・全業種をカバーする最大手で、公開求人 約80万件・非公開求人 約29万件と、扱う求人の幅が広いのが特徴です。20代向けの求人も含まれるので、どんな求人が世の中にあるのかを広く知るのに向いています。
面談はオンラインか電話が一般的なので、住んでいる場所で選択肢が絞られにくいのも利点です(出典:公式サイト/2026年9月1日確認)。詳しくはリクルートエージェントの評判、全年代向けも含めた7社の比較は転職エージェントおすすめ7選を比較にまとめています。
20代のエージェントの選び方
選ぶときのポイントは3つです。
- 対象に入っているかで絞る:年齢・学歴・住んでいる地域が、対象条件の表から外れていないかを確かめます
- 若手向けの求人を扱っているか:異業種・異職種に挑戦したいなら、未経験歓迎の求人を多く持つところを選びます
- 2〜3社を併用する:求人も担当者も会社ごとに違うので、比べる相手を持ちます
この順番が大事です。評判や知名度から選ぶと、対象から外れているサービスに登録して、連絡が来ないまま止まります。
どのサービスも、時間と手間はかかります。面談の時間を取り、合わなければ自分で断ることになります。その手間に見合うだけ選択肢が広がるかで決めてください。
20代の転職で「意欲」を伝える3つのコツ
厚生労働省の調査では、若年正社員の採用選考を行った事業所が中途採用者について重視した点は「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が72.7%で最も多く、「業務に役立つ職業経験・訓練経験」の42.3%、「学歴・経歴」の23.1%を上回っていました。ただしこれは事業所がそう答えた割合で、応募先の1社が同じだという意味ではありません。(出典:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」表4(複数回答)/事業所調査の有効回答7,867事業所・有効回答率45.3%/「若年」は満15〜34歳/2026年8月23日確認)
素直さ・学ぶ意欲を前面に出す
「新しいことを吸収して成長したい」という姿勢は、20代の強みです。
短い経験でも「学んだこと」を語る
実績が少なくても、そこで何を学び、次にどう活かすかを話せれば材料になります。
アルバイト・学生時代の経験も棚卸しする
接客・部活・アルバイトも、伝え方次第で強みになります。書き方の具体例は自己PRの書き方、面接での答え方は転職面接でよく聞かれる質問15選にまとめています。
よくある質問
Q. 社会人経験が1〜2年でも使えますか?
A. 使えます。マイナビジョブ20's・第二新卒エージェントneo・ハタラクティブ・UZUZは、対象を20代に絞っています(上の表)。進め方は第二新卒の転職で解説しています。
Q. 既卒・フリーターでも大丈夫ですか?
A. 第二新卒エージェントneo・ハタラクティブ・UZUZは、既卒・フリーターを対象にしています(出典:第二新卒エージェントneo公式サイト・ハタラクティブ公式サイト・UZUZ公式サイト/2026年9月10日確認)。進め方はフリーターから正社員と既卒から正社員にまとめました。
Q. 学歴に自信がなくても紹介してもらえますか?
A. 第二新卒エージェントneoとハタラクティブは、学歴を対象条件として明記しています。neoは高卒・中卒が対象、ハタラクティブは中卒・高卒・大学中退でも紹介できる求人があります(出典:第二新卒エージェントneo公式サイト・ハタラクティブ公式サイト/2026年9月1日確認)。ほかのサービスは学歴の記載がありません。書かれていないことは、条件が無いことの証明にはなりません。
Q. 未経験の職種に転職できますか?
A. 職種によります。未経験歓迎を掲げているサービスでも、どの職種にどれだけ求人があるかは公表されていません。「未経験可」と「自分の希望職種で未経験可」は別なので、面談で希望職種の求人数を聞いてから判断してください。
Q. 転職回数が多いと不利ですか?
A. 回数そのものより、なぜ転職したかを説明できるかが見られます。伝え方は短期離職からの転職で解説しています。
Q. 女性でもキャリアを築けますか?
A. 20代のうちに自分に合う環境を選んでおくことが、その後の働きやすさにつながります。育休の実績の調べ方や職種の選び方は20代女性の転職を読んでください。
Q. 地方に住んでいても使えますか?
A. サービスによって対応エリアが違います。ハタラクティブは書き方が2つあり、UZUZは公式サイトに記載がありません。残る3社は記載がありませんが、書かれていないことは、どこでも同じだけ求人があるという意味ではありません。まずは住んでいる地域の求人が何件あるかを面談で聞いてください。数が少なければ、ハローワークの併用も選択肢になります。
まとめ
20代の転職は、データで見るかぎり不利ではありません。ただし全員の賃金が上がるわけではなく、この比べ方には元の賃金水準の差も入っています。
エージェント選びは、知名度ではなく「自分が対象に入っているか」からです。書かれていないだけで、条件が無いわけではありません。
そのうえで、2〜3社を併用してください。ただし、どのサービスも時間と手間はかかります。面談の時間を取り、合わなければ自分で断ることになります。断り方を先に決めてから、気になった1社に登録してください。
転職活動の全体の流れは転職活動の進め方で解説しています。

